Mainline DHT

Mainline DHTは、BitTorrentプロトコルを通じてピアを見つけるためにBitTorrentクライアントが使用する、Kademliaに基づく分散ハッシュテーブル(DHT)の名称である。BitTorrentにおける分散トラッキングのためにDHTを用いるというアイデアは、最初に2005年5月にAzureus 2.3.0.0(現在のVuze)で実装され、そこで大きな人気を得た[1][2]。これとは無関係に、ほぼ同時期にBitTorrent, Inc.がMainline DHTと呼ばれる同様のDHTを自社のクライアントに導入し、BitTorrentプロトコルにおける分散トラッキングの使用を一般化させた。測定によれば、2013年時点でMainline DHTの同時ユーザー数は1,600万から2,800万に達し、1日の中でも少なくとも1,000万の変動があるとされる[3]

  1. ^ Jones, Ben (2015年6月7日). “BitTorrent's DHT Turns 10 Years Old”. TorrentFreak. 2015年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月5日閲覧。
  2. ^ Vuze Changelog”. Azureus.sourceforge.net. 2006年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月15日閲覧。
  3. ^ Wang, Liang; Kangasharju, Jussi (2013). “Measuring Large-Scale Distributed Systems: Case of BitTorrent Mainline DHT”. IEEE Peer-to-Peer. オリジナルの12 May 2014時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140512225743/http://www.cs.helsinki.fi/u/lxwang/publications/P2P2013_13.pdf 2013年10月26日閲覧。. 

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